インプラント治療の注意点

日本は人生100年時代とさえ言われるように、長寿の国になりました。

快適に健康長寿の人生を送るには、歯の健康、お口の中の健康が欠かせません。
自分の歯で噛む、食べるのが理想ですが、もし歯を失ってしまったら、どうすれば快適に食べられる生活を取り戻すことができるでしょうか？

インプラント治療は、有効な選択肢の中のひとつです。進歩した歯科医療が、以前とは比べものにならないくらいQOL（生活の質）を上げられるようになりました。

しかし、インプラント治療というと、「危険」「値段が高い」といった先入観で、有効な治療法のひとつであるインプラント治療に不安を感じている方もいらっしゃいます。

医療に100％確実、安全ということはありませんが、インプラント治療について正しい知識をもって、自分にとって何が最良の方法なのか、ご自身がご理解･ご納得いただいて治療法を選ぶことが大切です。

インプラント治療の相談をされる上でのポイント

歯科医師からは、治療期間、費用など、十分納得できるまで、具体的な説明を受けましょう。

など、もし、わからないことがあれば、遠慮なく歯科医師に尋ねてください。

噛み合わせの状態が重要

インプラントに限らずブリッジや入れ歯(義歯)の治療は、インプラントを埋め込んだり、入れ歯を作ったりすることが重要ではなく、いかに全体の噛み合わせを元の自然な状態に戻すかが重要な課題です。

インプラント治療後に噛み合わせの状態が非常に悪くなるような場合は、それらの噛み合わせを治すために、その周りの歯も再度治療しなければならなくなるといった、非常に手間と時間のかかる場合もあります。少しでも違和感があるようなら、しっかりと歯科医師に伝えましょう。

インプラント手術後の注意点

治療後に、歯根部と骨の結合が不十分で人工歯部が動いたり、支台部分を連結しているネジがゆるんだりする場合もあります。

また、インプラント周辺の歯茎の炎症を防ぐために、正しい方法で歯みがきをするなど、治療後のメンテナンスも大変重要です。手術後は、歯科医師や歯科衛生士と協力しご自身の大切な歯を管理していく必要があります。