歯の健康サポート

インプラント治療の10年保証 VOL.2

日本の歯科治療において、特にインプラント治療に保証を行なっている医院があります。医療行為に医院が保証を行うということは海外ではあまり例を見ません。治療に対して保証を行なうことは治療を受ける患者サイドからすると確かに安心でき、魅力的に思えるでしょう。しかし、いかなる治療行為においても100パーセント保証を行なうことのできる治療はありません。

例えばインプラント治療において何が保証されるのでしょうか。その内容が確かにされるのでしょうか。まず最初にその保証内容の根拠が求められます。しかしながら個人的なあいまいな保証によるトラブルが報告され問題になっています。例えば10年保証の内容を問う前にその内容を10年担保する確約が医療機関に求められます。医療機関が10年確実に存続することが保証できるかどうか考えることが必要です。

東京では歯科医院の乱立により閉院を余儀なくされる医院が後を絶ちません。その様相は地方にも表れてきました。先日、大阪にある医院が突然何の前触れもなく閉院し、困られた患者さんが私の診療室に来院されました。また近くの他の医院は、広域医療法人で開院されていますが、院長や、勤務医が短期間で退職されることが多いようで、インプラントだけでなく他の治療内容にも継続性が見られないようです。

インプラント治療だけでなく医療内容を保証するのであればその根拠が明らかにされ、そして担保される必要があります。個人での保証にはその担保をすることは難しいと考えられます。まずその前に10年ほどの経験しかないのに10年保証するなど問題があります。

機械や車のように治療行為を保証の対象に考えることは考え物です。人の健康に対して口腔の治療を通じて貢献することが歯科医療の本質です。永く付き合えるホームドクターに通ってください。

赤木歯科 赤木 誉 院長 赤木歯科 赤木 誉 院長

歯学博士。1984年赤木歯科開設。 33年前からインプラント治療を行う。米インプラント学会アソシエイトフェロー、日本口腔インプラント学会認定専門医・指導医。歯科医師臨床研修指導医。再生医療認可施設。


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