重度の歯周病にも
対応できる技術があります
- 薬で治す「歯周内科治療」
- 「レーザー」で歯周病菌を退治
- 最新式「エアフロー」による予防
- 身体への負担を軽減する外科治療
「歯周病の悩み」は当院にご相談ください。
セカンドオピニオンも受け付けております。
072-682-0190
「歯周病の悩み」は当院にご相談ください。
セカンドオピニオンも受け付けております。
「歯周病」が気になってこのページをご覧になっているみなさんは、このような歯のお悩みをお持ちではないですか?
いったん発症すると、再発を繰り返すのが歯周病です。
令和4年の調査では、全体の47.9%に初期の歯周病の症状が見られたそうです。歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位となっています。歯周病の原因は科学的に解明されており、治療や予防ができる病気です。治療も予防もできる病気であるはずなのに、多くの方が悩むのはなぜでしょうか?
それには2つの原因があります。
「歯周病=生活習慣病」です。どんなに歯科医院で治療を受けても、ご自身の毎日の歯みがきなどお口のケアが十分でないと、再発のリスクは高いままです。さらに、不規則な食事、喫煙、ストレスなど、歯周病の要因は身近にあります。
歯周病は、細菌による感染症です。
歯周病の原因菌の塊である歯石や歯垢の除去が歯科医院での治療の基本です。しかし完全に根治するためには、原因菌に直接アプローチする必要があります。
歯周病によって何本も歯を失ってしまった方や、再発を繰り返して悩んでいる方は、これらの原因のうちのいずれか、あるいは療法に原因があります。
当院では歯周病の治療として、①生活習慣の改善指導、②科学的に根拠のある治療法を両軸に取り組んでいますので、ぜひご相談下さい。
歯周病は、外からは見えにくい歯茎の中で進行します。また、感染症の原因となる菌にはさまざまな種類があり、細菌ごとに効果的な治療法やお薬があります。
そのため当院では、精密機器を使った科学的な検査で原因を特定し、それぞれの患者さんに合った治療プログラムをご案内します。
次に、当院の検査や治療法の詳細を述べます。
歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度合いを測る目安となります。歯周ポケットの深さを測るために、「歯周プローブ」という器具を使います。
健康な歯茎の場合は、歯周ポケットの深さは1〜2mmです。4mm以上の場合は、歯周病の疑いがあります。
歯周病が進むと、歯を支える骨が溶けていきます。
外から骨の様子を見ることはできないので、X線検査を行います。当院のX線検査はCTを使用します。
X線検査といえば二次元で撮影するレントゲンが知られていますが、CTはお口の周囲の全方向から撮影するため、立体的でより鮮明に患部の確認ができます。
歯周病や虫歯のリスクは、唾液検査によって判定をします。
患者さんの歯周病や虫歯なりやすさや、お口の状態の判定結果をもとに、ひとりひとりに最適な治療・予防のプランをご提案いたします。
遺伝子検査(PCR検査)は、歯周病の原因菌を特定する検査です。
細菌の種類によって効果的な治療法や薬品も変わってきます。検査で細菌の種類を特定することで、より効果的な治療プランをご提案できます。
検査と診断をもとに、適切な治療を開始します。
次に当院の治療プログラムをご紹介いたします。
歯みがきは歯周病を改善するために不可欠ですが、歯と歯の間の汚れや、歯周ポケット深くに溜まった歯石などは、普段通りの歯みがきでは落とせません。このような汚れは、歯科医院で専門的な器具を使って取り除かなければなりません。
歯科医院で専用の器具を使うお口のクリーニングのことを「PMTC(Professional Machine Tooth Cleaning)」といいます。お口のケアのプロフェッショナルである歯科衛生士が、歯石や歯垢をきれいに取り除きます。
当院には、日本歯周病学会の認定歯科衛生士が在籍しており、患者さんのお口のケアに取り組んでいます。安心してお任せください。
当院ではお口のクリーニングの際、GBT療法に沿ったEMS社製の最新型「エアフロー」を使用しております。
GBTとはGuided Biofilm Therapy(誘導的バイオフィルム療法)の略で、エアフロー等の機器を使った療法です。
バイオフィルムとは、虫歯や歯周病の原因となる細菌が集まったヌメリのような状態のことを指します。
従来の機器では、バイオフィルムをしっかり除去することができず、場合によっては処置中に歯や歯茎を傷つけてしまうことがありました。エアフローは、歯垢や初期の歯石の他、バイオフィルムも落とせます。歯や歯肉に傷をつけずに処置できるのが特長で、細かいパウダーを歯に吹き付けて汚れを落とします。
エアフローがバイオフィルムや汚れを取り除く様子の画像をご覧ください。
歯周病は細菌による感染症のため、原因菌をしっかり退治する治療を行います。
歯科用レーザーの光には、強い殺菌力があります。そこで、患部にレーザーの光を当てて、歯周病菌を殺菌します。レーザーの光は歯肉や歯の表面にのみ作用するため、痛みはほとんどありません。
当院ではビタミンC点滴も行っています。
ビタミンCは、疲労回復や、アンチエイジング等さまざまな効果がありますが、歯周病治療にも効果があります。
ウイルスや細菌と戦う役割をする白血球に多く含まれているビタミンCを点滴投与することで、免疫力向上が期待できます。免疫力向上は、歯周病リスクも低減できます。
「エムドゲイン」と「リグロス」は、骨の再生を促す特殊なたんぱく質を含む薬品です。
患部の歯肉を切開してから、骨が失われた部分に、直接「リグロス」「エムドゲイン」を塗布します。個人差はありますが、骨は数ヶ月〜半年ほどで再生します。
エムドゲインを塗ったところで骨が再生していく様子がおわかりいただける、次の動画をご覧ください。
実は骨にも再生する能力が備わっていて、歯周病の治療後、失われた骨や歯肉は少しずつ再生します。しかし、実際には歯肉が再生するスピードが骨よりも速く、骨が再生する場所を歯肉が覆い尽くしてしまいます。
「メンブレン」という人工膜を使って、本来骨が再生されるべき場所を保護する治療法が「GTR」です。歯肉に邪魔されることなく、メンブレンの内側で骨が再生します。
PRGFは、ご自身の血液に含まれる「成長因子」を使用して、骨や歯肉の再生を促す治療法です。
採血した患者さんの血液を遠心分離機などの装置で処理します。成長因子が多く含まれた「PRGF」を作り出し、患部に入れることで、失われた組織が再生されます。
患者さん自身の血液から材料を作るので、身体に合わないなどの拒絶反応やアレルギーの心配がないというメリットがあります。骨や歯肉の再生のほか、回復を早める治療法です。
進行した歯周病は歯周ポケットが深くなるため、通常の方法では歯石を取れなくなります。さらに歯周病が進むと、いずれ歯は抜けてしまいます。
そこで、「歯周外科治療」という、歯肉を外科的に切開する方法により、奥底にこびりついた歯石を取り除きます。
「FOP法」は、歯周ポケットの奥底に溜まった歯石を取り除く治療法です。
歯茎を切り開き、中に溜まっている歯石を取り除いてから縫合します。歯石や汚れを取り除くことで炎症がおさまり、歯周ポケットも徐々に浅くなっていきます。
奥歯には複数本の歯根がありますが、歯周病が進行すると、歯の根の周囲の骨が溶けてきます。さらに根の分かれ目まで外に出てくると、ここに歯垢や歯石が付着します。通常の方法では、ここに溜まった歯石を取れません。
そこで、歯を縦方向に分割して掃除しやすくするという治療法が「ルートセパレーション」です。歯石や汚れを取り除いたら、つなぎあわせて被せ物を装着することで、審美性や機能性を回復させます。
進行した歯周病は、同時に歯肉の腫れと退縮が起こります。治療後、腫れが引くと、歯肉が退縮して、本来歯肉の中にあるべき部分が外に出て、歯が長くなったように見えます。
見た目がよくないだけでなく、知覚過敏などの原因になります。
当院では、失われた歯肉を外科的に改善する「歯肉移植手術」という治療を行っています。
歯周病は予防が大切です。そして従来であれば抜歯するしかなかったような症例でも、歯を抜かない治療技術も進歩しました。
しかし、どんなに歯科医院が力を尽くしても、毎日の歯みがきや、定期的なメンテナンスを受けていただかないと、根治は難しいです。歯周病の治療には、患者さんのご理解・ご協力が必要不可欠です。
さらに近年の研究では歯周病が、心筋梗塞や脳溢血、糖尿病、早産、低体重児出産などの深刻な全身疾患に関係していることがわかってきました。歯周病治療は、歯を守るだけではなく、全身の健康を守るための治療でもあるのです。
ぜひ、わたしたちと一緒に歯周病を治していきましょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。