歯のメンテナンス

日本では、「歯医者＝歯が痛くなったときに行く場所」というイメージが広まっていますが、海外では「歯医者＝虫歯や歯周病を予防するために定期的に受診する場所」という考え方が一般的です。

つまり、歯が抜けるのは年齢のせいではなく、定期的なケアを怠った結果なのです。

何事も遅すぎることはありません。虫歯や歯周病を予防するために、定期的に歯科医院でのメンテナンスを習慣化しましょう。

歯周病の進行度を判断するために、歯周ポケットの深さを測定します。通常、歯周ポケットの深さが1〜3mmであれば、歯ぐきは健康とされています。しかし、4mmを超えると歯周病の可能性が高まります。

歯垢だけを染める薬液を使用して、歯の表面に残っている歯垢を調べます。これにより、毎日の歯磨きでどれだけ歯垢を除去できているかがわかります。必要に応じて、歯磨き指導も行います。

「エアフロー」は、歯の表面に微粒子のパウダーを吹き付けて歯垢や汚れを取り除く方法です。EMS社のエアフローは、従来の製品よりも歯や歯肉を傷付けにくいという特徴があります。

スウェーデンは予防歯科の先進国として世界的に知られています。

そのスウェーデンを代表する国立大学であるイエテボリ大学では、EMS社のエアフローの効果が認められ、学内のエアフロー装置をすべてEMS社の製品に切り替えました。

以下の画像は、エアフローが歯の汚れを除去する様子を映したものです。（動画では、歯の汚れに色を付けるために特殊な染料を使用しています）。

「赤木歯科」では、歯科用の「Er-YAGレーザー（エルビウムヤグレーザー）」治療器を導入し、積極的に活用しています。Er-YAGレーザーを使用して歯の表面を照射することで、虫歯になりにくくすることができます。

虫歯は、虫歯菌が放出する酸によって引き起こされますが、Er-YAGレーザーを照射することで歯が酸に対する耐性を高め、虫歯予防の効果が期待できる仕組みです。

Er-YAGレーザーの光には強い殺菌効果があり、歯周病の患部に照射することで、原因菌を効果的に除去できます。

レーザー治療に対して「痛いのでは？」と心配される方も多いですが、レーザーの光は組織の表面にのみ作用するため、痛みはほとんど感じません。安心して治療を受けていただけます。

仕上げに「高濃度フッ素」を塗布します。フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯予防に役立ちます。フッ素が配合された歯磨き粉も市販されていますが、高濃度フッ素は歯科医院でしか扱えません。ぜひご利用ください。